ライアーは竪琴という意味で、その起源はとても古いそうです。
ライアーは、古代から神に繋がる儀式などに用いられてきました。
ソウルサウンドライアーの生みの親、アンドレアス・レーマン氏は、ドイツのシュタイナー学校の教員でした。
木工が得意だったレーマン氏は、こどもたちのためにキンダーハープという7弦の小さなライアーを創るようになりました。
その数はなんと5000台あまり。。。
ある時、脳のしょうがいによってからだに委縮と痙攣がおきるこどものために、身体の緊張がやわらぐような楽器を創ってくれないか、と相談がありました。
音楽療法家とともに試行錯誤し、誕生したのが現在のタオライアーの原型です。
1995年、身体にあてて響かせることができるように、一枚板で創った共鳴箱のないオープンライアーが生まれました。
その後もレーマン氏の生みだすライアーは、改良を重ねながら、現在も進化しつづけています。
日本では1000台を超えたソウルサウンドライアー。
屋久島でのソウルサウンドライアー制作ワークショップでは、40年以上のライアー制作経験があるレーマン氏が来日し、直接サポートしてくださいます。
ドイツにてその材が一番美しい音で響くように整えられたラフモデルが日本に届けられ、制作WSでは木が呼吸できるようにノミでていねいに彫りあげ、弦を張り、音が響くように調弦します。
ライアーが完成し、その産声があがる瞬間は、まるで産院さながら。感動もひとしおです♡
制作過程でみんなが彫った木くずは、レーマン氏がドイツに持ち帰り高温で灰にします。
ツリーサポートWSでは、お手入れした樹の根元にその灰を撒くことで、ミネラルが土にしみこんで樹の成長を助けます。
森からのおくりものをまた森に還すことも、レーマン氏の想いに根ざした取り組みです。
アンドレアス・レーマン氏の想い
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https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=aGDXyA0XBJQ